愛知県立大学 教職課程

カリキュラム

愛知県立大学が文部科学省より認可されている教員免許状

愛知県立大学が文部科学省より認可されている教員免許状は以下の通りです。

外国語学部

学科・専攻 免許状の種類(免許教科)
英米学科 中学校教諭一種免許状(英語)
高等学校教諭一種免許状(英語)
フランス語圏専攻 高等学校教諭一種免許状(フランス語)
スペイン語圏専攻 高等学校教諭一種免許状(スペイン語)
ドイツ語圏専攻 高等学校教諭一種免許状(ドイツ語)
中国学科 高等学校教諭一種免許状(中国語)

日本文化学部

学科・専攻 免許状の種類(免許教科)
国語国文学科 中学校教諭一種免許状(国語)
高等学校教諭一種免許状(国語)
歴史文化学科 中学校教諭一種免許状(社会)
高等学校教諭一種免許状(地理歴史)

教育福祉学部

学科・専攻 免許状の種類(免許教科)
教育発達学科 幼稚園教諭一種免許状
小学校教諭一種免許状
社会福祉学科 高等学校教諭一種免許状(公民)

情報科学部

学科・専攻 免許状の種類(免許教科)
情報科学科 中学校教諭一種免許状(数学)
高等学校教諭一種免許状(数学)
高等学校教諭一種免許状(情報)

教育職員養成課程のカリキュラムについて

愛知県立大学で教員免許状を取得するためには、所属する学科・専攻の卒業に必要な科目にプラスして、教育職員養成課程(以下、教職課程)として定められる科目を履修する必要があります。「卒業に必要な科目」+「教職課程の科目」を修得することで、卒業時に教員免許状が取得できます

教育職員養成課程のカリキュラム

中学校・高等学校 教員免許状取得のカリキュラム

1年生

基礎となる授業がスタート!

ひとりの人間として、自立して生きるための力を養うために、そして学問に関する専門性を高めるために、前期は教養科目と学科・専攻の専門科目の授業を中心に学び、後期から教職科目の「教職入門」がスタートします。

授業Pick Up

教職入門

教育とは何か、教育学とはどのような学問か、教師とは何をする仕事なのか。これらの問いにふれながら、学ぶことと教えることの原点を探り、受講者一人ひとりが教職観を形成していくことができるようになることを目標としています。

2年生

発展的な内容へ

2年生からは「教科及び教科の指導法に関する科目」がスタートします。各分野の最前線で日々研究活動に勤しむ教員が担当する最新の学説に基づいた講義を受けることができます。高度な専門知識を身につけられるのは、「開放制教員養成制度」ならではのことです。

また、「教職科目」も、1年生で学んだ基礎をベースに発展的な内容にステップアップします。

教育福祉学部教育発達学科の小学校・中学校教員を目指す学生は、介護等体験に参加します。

授業Pick Up

教育原理

人間は自分が直接的に経験したこと(今)に基づいて、物事を理解・判断することが多いものです。しかしそれでは、狭く偏った考え方になり、表面的で柔軟性のない教育観を持ってしまう恐れがあります。そうならないためには、「今」の背景にあるものを知り、時間的・空間的な広がりを持って客観化することが重要になります。この授業では、人間の歴史の中から生み出されてきた教育に関する様々な理念や思想を知り、それらが現在においてどの様な形で反映されているかを理解する(できる)ことを目標としています。

教科教育法(英語)Ⅰ、Ⅱ

外国語教育の目標と課題に関して学習し、振り返りによる対話と議論を通じて学びを深め、各種教授法理論を知り、教授法理論に基づく模擬的発表を経験することで、教壇に立つとき基軸となる学習指導要領をいかに日々の授業で具現化していくかを学びます。

3年生

高度で実践を意識した授業科目へ

「教科及び教科の指導法に関する科目」 は高度な内容に、「教職科目」は実践的な内容に発展します。

教育福祉学部教育発達学科以外の小学校・中学校教員を目指す学生は、介護等体験に参加します。

授業Pick Up

教育におけるICT 活用の理論と実践

教育におけるICT活用のあり方、特に子どもたちを指導するための方法と技術や校務等における活用について理解を深めます。具体的には、個別最適な学びや協働的な学びにおけるICTの活用の方策や、特別なニーズを要する子どもたちに適切なICTの活用方法、ICTを用いた遠隔・オンライン教育の方途や校務における活用、情報活用能力の指導方法について身につけることを目指します。

教科教育法(英語)Ⅲ、Ⅳ

英語教育の原理をはじめ、目的論、教材論、学習者論、教師論、評価論、教育課程論、教授法・指導法などの概論や、第一言語・第二言語習得論などの関連諸科学を学び、「英語をどのように教えるべきか」について考えます。また授業観察などを通して授業の組立て方や教材研究の必要性を学び、実践的な英語指導技術技能を習得し、実際の授業に生かせるようになることを目指します。

4年生

次春から教壇に立つための総仕上げ!

前期にはいよいよ教育実習が行われます。

これまでの授業で積み上げてきた知識・技能と、実習での経験をもとに、次の4月から教師になるべく、総仕上げを行います!

授業Pick Up

教育実習指導

教育実習の意義と目的についての理解を深め、実習に向けた知識と技能を身につけます。そして教育実習後は、実習で実践したことについて省察し、自身の特長と課題を把握するとともに、教職への意識を高め、展望を描くことができるようになることを目指します。

教職実践演習

これまでの教職課程の科目や、課外活動の経験を通して身に付けてきた資質や能力を再確認することを通して、教師になるまでの自分自身の課題を確認し、その課題の克服に向けてどのように取り組むのかを考えることができるようになることを目指します。さらに、教師として求められる知識や技能を補完しながら教職課程の「学びの軌跡の集大成」を行い、円滑な教師生活のスタートにつなげます。

小学校・幼稚園 教員免許状取得のカリキュラム

教育実習

教員として採用されると4月には教壇に立ち、児童・生徒や社会に対して責任を負うことになります。

教育実習は、大学の教職課程等で学んできた知識・技能を、実際の学校教育現場で実践・検証するとともに、実践的な指導を通して自身の教育者としての能力を把握し、さらなるステップアップに繋げていくための重要な機会です。

取得希望免許状 実習期間
幼稚園のみ 幼稚園2週間(3年次後期)+幼稚園2週間(4年次前期)
小学校のみ 小学校3週間
小学校+中学校 小学校3週間または中学校3週間
小学校+中学校+高等学校 小学校3週間+中学校3週間
中学校のみ 中学校3週間
高等学校のみ 高等学校2週間
中学校+高等学校 以下①~③のいずれか
①中学校3週間
②中学校2週間+高等学校2週間
③高等学校3週間

介護等体験

教師を目指す皆さんが、お年寄りや特別な支援を要する方など、社会的弱者について理解を深めるために行う体験です。

小学校及び中学校の教員免許状を取得するためには、必ず介護等体験を行う必要があります。

介護等体験は合計7日間で、児童養護施設、高齢者支援施設、母子生活支援施設等の社会福祉施設に5日間、盲学校、聾学校、養護学校等の特別支援学校に2日間行き、施設の職員の方や学校の先生方の補助を行います。

体験実施年次

学科 実習年次
教育発達学科 2年次
上記以外の学科 3年次