フィールドワークに基づく言語研究
- 研究キーワード
- 記述言語学、バントゥ諸語、形態論、ベンデ語、東アフリカ

研究シーズの内容
アフリカのバントゥ諸語を対象にした言語学研究をしています。特に、タンザニア西部に暮らすベンデ民族の協力を得て、フィールドワークという手法を用い、ベンデ語の辞書編纂や文法記述、各種テキストデータの収集を進めています。フィールドワークは、現地の方々の協力なしには成り立ちません。現地の人々とよく話し、よく歩き、共に食べ、交流を深めながら調査をすることを、毎回楽しみにしています。
研究者からのメッセージ
世界には約7000の言語が存在するとされていますが、十分に研究されている言語はごく一部にすぎません。多くの言語が、それが内包する文化的知識とともに、人知れず衰退し、消滅していきます。それぞれの言語に刻まれた、多様で彩り豊かな社会の記録を少しでも形として残したいと願いつつ、フィールドに通い続けています。
専門分野
言語学、バントゥ諸語、形態統語論
研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?
研究内容を現地の方々とどう共有するかについて、現在も模索中です。遠く離れたアフリカの片隅の社会の日常は、私たちのものと本質的になんら変わりません。彼らの言語は日本語と同様、あるいはそれ以上に複雑であり、動植物など自然に関する知識は非常に豊かで、多くのことを教えてくれます。
地理的には遠く離れていても、共感できる事象にあふれ、まるで隣人や遠い親戚のように感じられることに感動を覚えます。この感動をみなさんと分かち合い、研究対象の社会を「自分たちの隣人」と感じられるような授業をしたいと考えています。




