准教授

藤田 怜史

フジタ サトシ

  • 外国語学部
  • 英米学科

更新日:2026.05.20

何が戦争の遂行を支え、戦争の戦い方を決定づけるのか

研究キーワード
第二次世界大戦、戦略爆撃、原爆投下、冷戦、軍産複合体

研究シーズの内容

現在焦点を当てているのは、第二次世界大戦期にアメリカ合衆国がドイツや日本に対して実施した戦略爆撃作戦です。日本本土だけでも60以上の都市が焼き払われ、広島や長崎への原爆投下の犠牲者を除いても20万人以上(その多くが民間人)が命を落としました。わたしが解明したいのは、実際の作戦のあり方、言い換えれば戦争の戦い方を決定づけた経済的(たとえば爆撃機の生産状況)や科学・技術的状況(たとえばレーダーの開発状況)はなんであったのかということです。実際に実施された形での作戦の遂行は最初から決まっていたわけではなく、そのときどきの流動的な状況のなかで形作られたのです。民間人の犠牲を多く伴う作戦を導いた種々の状況はなんだったのか、第二次世界大戦期の戦略爆撃作戦の全体像を明らかにすることで、規模は違えど同じように民間人の犠牲を伴う爆撃やミサイル攻撃などがなぜ現在でも続けられているのかについても考えていきたいです。

専門分野

アメリカ外交史、アメリカ経済史

研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?

論文や学会発表を通じた研究成果の公開はもとより、授業や公開講座などによって新しい知見をわかりやすく伝えることを目指します。

学生や高校生にひとこと!

大学での学びでは、正解が一つに定まっていない問題に向き合うことが少なくありません。そうしたときに大切なのは、すぐに答えを求めるのではなく、自分の頭で粘り強く考え抜くことです。その過程を通じて身につけた思考力は、必ず自分の力になりますし、技術や価値観がめまぐるしく変化する現代社会においても、長く役立つはずです。大学には、「考える」ためのきっかけや機会があちこちに転がっています。大学での出会いや学びの中で、「考えること」の面白さをぜひ味わってください。