- 研究キーワード
- バレエ、日本、ロシア、文化交流、外交

研究シーズの内容
近代と現代の日露バレエ交流史を、芸術面だけでなく、歴史や社会、政治の側面から研究しています。これまでにはジャポニスムや冷戦下での文化外交を対象としてきました。今は労働運動とバレエの関係にも関心をもっています。日露バレエ交流史は、個人の活動だけで紡がれてきたのでなく、その時々の政治情勢とも密接に絡み合いながら発展しました。厳しい社会情勢でも/だからこそ発揮される文化の力に注目しています。
専門分野
日露バレエ交流史
授業の内容と特長
担当の「文化交流史」では、日露文化交流史をあつかいます。社会的・政治的背景をおさえながら、文学や芸術など文化事象を例に人々の交流の歴史をたどります。前期は近代、後期は現代を対象とします。「外国語文献講読」では、近代に日本を訪れた外国人たちの手記を読みます。テクストに現れる彼らの感激やとまどいは、異文化理解の姿勢を学ぶに格好の例です。各授業では、グループ・ワークを取り入れるなど、対話の機会を重要視し、自己表現や課題解決能力の育成を目指しています。
研究者になるきっかけは?
就職活動の最中に、私がやりたいのはこれじゃない、バレエ史研究だと思い立ちました。
研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?
一般向けのレクチャー・コンサートやセミナー、公開講座を行っています。
学生や高校生にひとこと!
自分の興味のあること、ないこと、なんでもとりあえずやってみましょう。大学時代は自分の可能性を拡げるのにもってこいの期間です。
大学院で学びたい方にひとこと!
人生をかけられるテーマ選びを!