教授

菊池 好行

キクチ ヨシユキ

  • 外国語学部
  • 英米学科

更新日:2025.04.01

19・20世紀の日英文化交流、科学技術史

研究キーワード
科学の社会史, 日英交流史, 化学史, 科学史, 大学史

研究シーズの内容

19 世紀以降の科学の社会史、特に科学技術分野での日英交流史を主な研究テーマとしています。あわせて幕末・明治期以降の日本科学史、ヴィクトリア期以降のイギリス科学史、高等教育史、実験室の設計思想、科学研究が営まれる「場」の展開、科学の国際交流の発展についても研究を進めています。2007 年より分子科学研究所(愛知県岡崎市) のアーカイブ調査に従事していて、第二次世界大戦後の日本の分子科学、物理化学、化学物理の展開にも興味を持っています。また愛知県の大学への就職を契機として、お城で有名な犬山およびその周辺地域の科学技術にも関心を持ち始めています。

研究者からのメッセージ

科学技術分野、特に化学における日英交流史を研究しています。カリキュラムや実験室の設計、学会の組織の在り方など、科学の研究教育体制を形作る様々な要素は国境を越えて伝播します。その一方、移植の過程で送り手、受け手の国の文化的特徴が刻印され変容もします。明治期以降、活発に交流した日英の科学技術者の営為に着目しながら、その伝播と変容のメカニズムの解明を目指しています。