講師

菊地 創

キクチ ソウ

  • 教育福祉学部
  • 教育発達学科

更新日:2025.05.30

児童青年期の心理社会的課題に関する臨床心理学的研究

研究キーワード
児童期、青年期、抑うつ、アディクション、発達障害

研究シーズの内容

1.児童青年期のメンタルヘルスと学校臨床に関わる臨床的課題の解明
2.アディクションのメカニズムと臨床心理学的支援方法の解明
3.発達障害児・者への臨床心理学的支援方法の解明

児童の抑うつと家族関係に関する研究で博士号を取得しました。その他に、薬物依存やインターネット嗜癖などのアディクション,発達障害に対する臨床心理学的支援の方法について研究してきました。今後は、これまでの研究に加えて、さまざまな心理社会的課題に対する遠隔心理支援の方法やエビデンスを確立し、治療資源に関する地域間格差解消の一助となる研究を行いたいと考えています。

研究者からのメッセージ

私は、大学教員であると同時に、心理職(臨床心理士・公認心理師)でもあります。医療機関や児童相談所での臨床実践を通じて、発達障害や家族関係の困難など様々な事情を抱えた児童青年と関わってきました。その関わりの中で、彼ら彼女らが困難と向き合い、奮闘する姿を目の当たりにしてきました。そうした経験から、児童青年たち皆が健やかに成長していくために必要なことを臨床心理学の観点から明らかにしていきたいと考え研究・臨床に取り組んでいます。

専門分野

臨床心理学、学校臨床心理学、臨床児童心理学

学生や高校生にひとこと!

現在の教育現場では、子どものこころの不調やいじめなど数多くの困難や問題が山積しており、子どもと関わる専門家になるためには臨床心理学的な視点が欠かせません。講義とゼミでは、これまでの研究や臨床実践を踏まえながら、『客観的なデータに基づくエビデンス』と『子ども一人一人の個別性』の両方を大切にする姿勢を伝えられたらと考えています。
皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。