金融ケイパビリティに関わる最低生活保障の設計と運用
- 研究キーワード
- 貧困、最低生活保障、社会扶助、家計管理、金融(ファイナンス)
研究シーズの内容
「貧困」に対する社会的な取り組みについて研究をしています。
解決すべき「貧困」「貧しさ」とは何か(あるいは「豊かさ」とは何か)、その貧困現象に対して直接的・間接的に、あるいは意識的・無意識的に、どのような取り組みがなされていて、そこに潜在・顕在する問題や希望があるのか、理論的かつ実証的にアプローチしています。
特に、フローとしての所得保障だけでなく、ストックとしての資産形成を志向する対応策の展開や課題に注目しています。それとの関係で、普及する様々な金融サービスが生活に与える影響や金融の仕組みが組み込まれた最低生活保障、必要を満たすための貨幣(お金)の機能の変容について国内外の動向から探っています。
専門分野
社会福祉学(社会政策、貧困研究)
授業の内容と特長
社会保障・社会福祉政策や相談援助に関わる授業を担当しています。
「公的扶助論」(貧困に対する支援)では、貧困問題の特質や貧困問題に対する取り組み、特に日本の生活保護の設計と運用について講義をしています。「社会福祉学概論」(社会福祉の政策と原理)では、社会政策・社会福祉政策の理論について、領域横断的な視点から、国内外の動向を取り上げています。
研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?
相談援助機関における研修会や地域のセミナー等で、実施した調査の結果等について共有をしています。