小児慢性疾患患者の「生活力」支援
- 研究キーワード
- 生涯発達看護学, 小児慢性疾患患児や難病の患児への支援プログラム

研究シーズの内容
〈研究テーマ〉
- 小児慢性疾患患者の「生活力」支援について 科研16K12159(平成28~令和4)、科研22K11035(令和4~令和6)の助成もいただき、現在は、思春期の炎症性腸疾患患者の支援の研究をしています。
〈学術論文〉
- 成人移行期の炎症性腸疾患患者への生活力支援のツール、「豊かな生活をするノート」の作成(共著、筆頭著者)(愛知県立大学看護学部紀要Vol28.pp119-128,2022)
- 成人炎症性腸疾患患者や支援者が考える成人移行期炎症性腸疾患患者の「生活力」(共著、筆頭著者)(愛知県立大学看護学部紀要Vol26.pp103-111,2020)
- 母親が認識した、思春期発症の子どもがSLE(全身性エリテマトーデス)患者である自分を受け入れていくプロセス(共著、筆頭著者)(思春期学36(2)pp255-265,2018)
- 思春期患児の成長過程における母子の相互作用により、慢性疾患患児の親が子離れを余儀なくされるプロセス(共著、筆頭著者)(思春期学34(3)pp335-345,2016)
- JIAで在宅自己注射療法を行う子どもの家族へのグループインタビュー形式の話し合いの効果(共著、筆頭著者)(日本小児看護学学会誌19(2)pp1-8,2010)
研究者からのメッセージ
小児期に発症した小児慢性疾患患者は、思春期に、「病気を持つ自分として思春期を過ごす」ことにも取り組みます。「病気と付き合いながら、どうやって過ごすか」、「病気を持ちながらの自分の将来はどうか」等の気持ちを持ち、過ごしているのではないかと思います。医療者にできる彼らの「生活力」を支援したいと考えて研究を行っています。支援に使用するツールを作成しました。(写真,豊かな生活をするノート,Happifullノート,小学生用、中学生以上用,科研費16K12159の助成で作成しました。)