講師

清水 いづみ

シミズ イヅミ

  • 看護学部
  • 看護学科

更新日:2025.04.25

父親の子育て支援に関する研究

研究キーワード
父親, 子育て支援, NICU, 子どもの権利

研究シーズの内容

近年核家族化や共働きの増加等により、子育てのありかたが変化しつつあります。これまでは母親に焦点を当てた研究が多く、父親に関しては最近注目されるようになってきましたがまだ十分に研究がなされているとは言えません。
父親もケアの対象と捉えて育児における父親のおもいや現状について明らかにし、今後研究を重ねていくことで、国の法律や制度を充実させていく一助になると考えています。

<これまでの研究テーマ>
・父親の育児ストレスと子育て支援におけるニーズ
・NICUにおける極低出生体重児の父親の心身の負担感
・小児看護学実習におけるシミュレーション教育
・小児看護学実習における学生の困難感

研究者からのメッセージ

子どもと家族が笑顔で過ごせる社会を目指し、分野を超えて様々な方たちと協力しながら研究に取り組んでいきたいと考えています。
また、次世代育成をとおして未来を担う学生と、『ともに考え、ともに学ぶ』ことで、研究がさらなる発展を遂げることを望んでいます。

専門分野

小児看護学

授業の内容と特長

【学部】
2年生では小児発達援助論、小児発達援助実習、3年生では小児看護学方法論や小児看護学実習を担当します。
講義と臨地実習がつながるような、一貫性のある授業を目指しています。小児看護に興味を持ってもらえるよう、具体的な事例をあげてわかりやすい授業になるよう心がけています。


【大学院】
講義や臨地でのカンファレンスに参加して、ともに学ぶ姿勢を大切にしています。理論やモデルを使って、多角的な視点をもてるようサポートしていきたいと考えています。

研究者になるきっかけは?

卒業後はNICU(新生児集中治療室)で働いていました。そこに実習で来ていた学部時代にお世話になった小児看護学の先生に声をかけていただいたことがきっかけです。

研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?

教育においては、自分の研究内容や研究プロセスについて伝えることで、学生さんが取り組む研究のイメージがわくようにしています。また、地域の子育て相談などに参加し、自分の研究テーマをいかして父親を含めた視点をもって家族をサポートしています。社会への還元は、論文を公刊することだと考えます。それによって、広く社会に自分が課題だと感じていることを知ってもらえます。次の研究として、採血など痛みのある処置の際、子どもが望むレベルで家族と一緒にいられるような環境を整えていきたいと考えています。

学生や高校生にひとこと!

私は愛知県立大学(旧 愛知県立看護大学)看護学部の卒業生です。看護師になる夢を叶え、現在は大学教員として母校で次世代育成を担えることをとても光栄に思っています。愛知県立大学で学べばあらゆる可能性が無限に広がります!

大学院で学びたい方にひとこと!

私が携わっている家族看護専門看護師コースはとても実践的で深い学びを得ることができます。また、講義や実習をとおして、これまでのご自身の看護を振り返る貴重な機会にもなると思います。みなさんとたくさんディスカッションできることを楽しみにしています!