教授

河邉 紅美

カワベ クミ

  • 看護学部
  • 看護学科

更新日:2025.05.13

看護師の病院経営参画度尺度の開発

研究キーワード
看護管理者、病院経営、看護師教育、看護補助者教育、インストラクショナル・デザイン

研究シーズの内容

看護学を基盤として、看護を取り巻く社会環境の急速な変化に対応しつつ、組織論・マネジメントの知識をもとに人を活かす方法論を探求しています。

  • 看護師の病院経営参画に関する研究
  • 看護補助者育成に関する研究
  • 看護師教育支援に関する研究

研究者からのメッセージ

臨床での長い看護管理経験を経て、看護管理者には看護管理学の基盤となる知識を備え、科学的根拠に基づいた看護・医療マネジメントが必要を考えております。多くの看護師や看護管理者が看護の概念化により、良質で安全な看護サービスの提供ができるように支援を続けていきます。スタッフナースから看護管理者まで、看護管理学を学ぶことにより、医療の質を保証していくことのできる力を養います。

専門分野

看護管理学

授業の内容と特長

授業では、看護管理学に関する授業を担当しています。内容は、インストラクショナル・デザインの考えを取り入れた授業を展開しています。インストラクショナル・デザインとは、教育内容の設計・開発・実施・評価を行う手法で、効果的で効率的な学習を促進することを目的としています。学習者である学生にとって、効果的・効率的・魅力的な授業になるように、主体的に参加し楽しく学べる方法を考えながら授業を展開しています。

研究者になるきっかけは?

看護師、看護管理者として長く臨床で働いている中で、臨床での実践力を高めるためには、教育が重要との気持ちが高くなり、教育の現場に関わっていきたいと強く思うようになりました。

研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?

最新では、看護補助者教育や看護師と看護補助者との協働についての研究に力をいれています。病院などの医療現場において、看護師と看護補助者が協働で看護実践を行い、対象である患者、家族により良いケアを提供することは大変重要であると思っています。タスクシフト・タスクシェアが進む中、看護師と看護補助者が協働でより良い看護が提供できれば、地域、社会にとっても、良い影響を与えることに繋がっていきます。また、協働での看護のあり方に基づいた実践を進めていくことは、専門職と違い無資格である看護補助者の教育標準化にも繋がる画期的な研究であると思っています。

学生や高校生にひとこと!

本大学は、専門的知識豊富な教師陣が沢山おり、看護学部では臨床経験豊富な教員も沢山います。大学では、専門的な知識と技術の修得に加え、豊かな人間性も育むことができます。是非、楽しく魅力的に、一緒に学び合いましょう!

大学院で学びたい方にひとこと!

科学的な思考力と高度な研究能力をもち、社会において指導的な役割を果たすことができる優れた看護学研究者・教育者を育成しています。また、高い専門性と実践能力をもって社会に貢献する、高度実践者の育成も目指しています。本学の看護管理学では、働きながら通学している人がほとんどで、働きながら学べる環境も整えています。大学院で概念化スキルを習得し、実践現場の課題解決に向けてのリーダーシップを発揮できる人材が数多く修了しています。まずは、学んでみようと、大学院にいらしてください。教員と一緒の学びながら、成長できる機会となります!