講師

近藤 彩

コンドウ アヤ

  • 看護学部
  • 看護学科

更新日:2025.04.01

育児をする父親のメンタルヘルス測定尺度の臨床的有用性の検証

研究キーワード
育児, 父親, メンタルヘルス

研究シーズの内容

近年、父親の育児参加が推進されるようになり、育児に積極的に取り組む男性は増加傾向にあります。国の施策においても、「父親の育児参加率を上昇させる」ことを目標に取り組んでいますが、依然として男性の育児参加は低い状況です。諸外国と比較すると、日本の男性の育児参加を示す育児時間は短く、労働時間は長く、仕事を終えてからの短い家庭での時間の中で家事・育児を行っていると推察されます。その結果、育児疲れや育児不安に陥る父親の増加が危惧されています。そこで、育児に伴う不安や抑うつ傾向の早期発見とその予防に繋がる「育児をする父親のメンタルヘルス測定尺度(MSCF)」を開発し、その信頼性・妥当性の検証(平成31年度~令和3年度)を行いました。令和4年度からは、MSCFの臨床的有用性の検証を行っています

研究者からのメッセージ

父親の育児に伴う不安や抑うつ傾向の早期発見・予防に繋げることができるように研究を進めています。