講師

加藤 宏公

カトウ ヒロタダ

  • 看護学部
  • 看護学科

更新日:2025.04.01

精神保健における継続的プロセス支援の研究

研究キーワード
精神看護学, 文脈的認知行動療法, 臨床行動分析

研究シーズの内容

精神疾患を抱える人のパーソナルリカバリー支援や,看護師の職業ストレスへの支援など,継続的プロセスに対する臨床行動分析を用いた研究を行っています。

【学術研究論文】

  • 慢性期統合失調症のリカバリー支援におけるアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の効果の検討-シングルケースデザイン-. 認知行動療法研究, 47, 249-260, 2021.
  • 統合失調症の慢性期にある50代女性患者のアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)参加による価値に結びついた主観的体験の変化のプロセス. 日本看護科学会誌, 42, 518-527, 2022.
  • 看護師の職業ストレスを改善するためにアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)を用いた介入研究の文献レビュー. 愛知県立大学看護学部紀要,28,25-37,2022.

研究者からのメッセージ

精神疾患を抱える人への看護において,治療後も続くリカバリーのため,セルフマネジメントを維持していくための継続的なプロセスへの支援と方法論が必要です。認知行動療法や臨床行動分析を用いた支援と方法論を看護展開に応用することは,実証的な看護支援による対象者のQOL向上に役立ちます。