教授

服部 淳子

ハットリ ジュンコ

  • 看護学部
  • 看護学科

更新日:2025.04.01

子どもに対するプレパレーションの研究

研究キーワード
心理状態の評価, プレパレーション, 発達障害, 小児看護学

研究シーズの内容

  1. 入院児の発達段階と性差に則してカスタマイズ可能なプレパレーション・ツールの開発: 入院している子どもたちの不安やストレスを少しでも軽減するために、子ども向けの説明用パンフレットを作製しました。このパンフレットは、折りたたむと花びらの形になり、遊びの要素と頑張ったことを可視化できる勲章的な要素を取り入れています。手術や採血といった検査・処置の12 種類を開発しました。(2012 ~ 2015科研費挑戦的萌芽24660011)
  2. 発達障害児の種類や程度に則しカスタマイズ可能なプレパレーション・ツールの開発: 発達障害児に対して、安全にケアを提供するためには、障がいの程度や内容に応じた説明が重要となります。そこで、発達障害児に必要なプレパレーション内容を調査し、効果的なツールを検討し、視覚的な理解を促すツール(写真左側)と視覚的理解だけでなく、触覚的に感覚を理解できるようなツール(写真右、下側)を開発しました。(2015 ~ 2017科研費基盤研究C15K11718)

研究者からのメッセージ

子どもの入院・治療に対する恐怖や不安を軽減するために、様々なプレパレーション・ツールを開発し、効果を検証しています。有効なプレパレーション・ツールは無料ダウンロードシステムを通して、臨床の皆様に還元しています。