教授

川畑 博昭

カワバタ ヒロアキ

  • 日本文化学部
  • 歴史文化学科

更新日:2025.04.01

列島の外からとらえる日本の憲法の過去と現在

研究キーワード
憲法, 大統領制, 天皇制, 平和主義, 主権, 法多元主義

研究シーズの内容

【主たる関心領域】

  1. 君主制(天皇制) と共和制(大統領制) からの主権論
  2. 軍事主義との対抗のなかでの平和主義の比較憲法史
  3. 法の移植と法多元主義をめぐる歴史と理論

【これまでの研究】

  • ラテンアメリカにおける共和制と大統領制の歴史と意義に関する比較憲法研究
  • 外国からみた天皇制の意味
  • ラテンアメリカにおける開発のための法に関する歴史と理論
  • スペインの君主制と日本の天皇制
  • 近代以前の人民主権に関する憲法史研究

【以上を踏まえた、これからの研究】

  • 平和主義と日常の憲法意識
  • 土着性(人間と自然) と憲法の関わり

研究者からのメッセージ

ペルーやブラジルを中心とした中南米の共和制の国々から憲法の研究を始め、イベリア半島の国々を研究の対象に含めながら、憲法をめぐる過去と現在を日常から発して考えてきました。最近では少しずつ、これまでの縁を頼りに、イベリア世界とは異なる地にも目を向けることを考え始めています。日頃から、日本列島の外に出て、そこで得られる眼を大切にしたいと思っています。「同じ」ではなく「違う」ことを大切にする発想から、「より良い社会」への展望は拓けると思うのです。