教授

髙阪 香津美

コウサカ カツミ

  • 外国語学部
  • 国際関係学科

更新日:2025.04.17

ポルトガル語を学んで、使って、役立てて

研究キーワード
ポルトガル語教育, 多文化共生, 外国人住民の高齢化

研究シーズの内容

日本に暮らす外国人住民の中で第5番目に位置づけられるブラジル人に着目し、多文化化する日本社会における外国語としてのポルトガル語教育をテーマに研究しています。こうした中、日本人の高齢化とともに、外国人住民にも高齢化の波が押し寄せています。そこで、日本社会と同様、多文化化する介護現場において、日本人介護従事者がブラジル人介護利用者にサービスを提供する際、また、ブラジル人介護従事者が日本人介護利用者にサービスを提供する際、どのような知識を身につけておくべきかを探ることが現在の私の関心事です。

研究者からのメッセージ

これまで様々な学部・学科の学生に対するポルトガル語教育を担当してきました。その中で感じるのは、地域に多くのブラジル人が暮らしているものの、街で突然、声をかけることは不自然であるため、実際にブラジル人と会う、あるいは、ポルトガル語を用いるというある種特別な機会を設け、学生のポルトガル語の学習動機を高めることが教員の果たす役割の一つであるかもしれないなということです。そこで、多文化化する介護現場を学生とともに訪問できたらと思います。