活気ある研究への取組

2019年度「グローバル学術交流」公開講演会1

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      講師

    • 遠藤泰生氏(東京大学大学院総合文化研究科・グローバル地域研究機構教授)

 私の講義では、陸を取り囲む海に私たちがどのような眼差しを向けてきたのかを考えます。
 古今東西、人類はさまざまの立場から海と向かい合ってきました。少し乱暴に言えば、それは、複数の陸地を「隔てる」広大な水の空間と海を捉える立場と、同じ陸地を「つなぐ」どこまでも続く水の道と海を捉える立場の二つに分けることができます。ただ、そのうちの後者、すなわち複数の陸地を「つなぐ」海に人々が注意を払うようになったのは、歴史上それほど古いことではありません。そして、この講義の鍵ともなっている、世界を「グローバル」に捉える姿勢と「つなぐ」「つながる」という視点から海を捉える姿勢とは、深く絡み合いながら私たちの歴史を形づくってきたと私は思います。そうした「グローバル」に世界を見つめる姿勢が育つ歴史の一端を、19世紀アメリカ合衆国における水界地理学(hydrography)の発展に探ってみようというのが、私の講義の要です。

  • 日時

2019年11月13日(水)13:00~14:30

会場

長久手キャンパスH棟H203教室

報告書(PDFが開きます) 

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愛知県立大学事務部門学術情報部 研究支援・地域連携課

〒480-1198 愛知県長久手市茨ケ廻間1522-3

TEL:0561-76-8843(ダイヤルイン)

E-mail:kenkyu[at]bur.aichi-pu.ac.jp ※[at]を@に直してお使いください。

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