助教

森 香津子

モリ カツコ

  • 看護学部
  • 看護学科

更新日:2025.06.02

研究シーズの内容

がん患者に対する看護ケアは、患者の身体的、心理的、社会的なニーズに対応することが重要です。これに関する研究シーズとしては、患者中心のケアモデルをより効果的に実践するための方法論の開発が必要です。例えば、患者が自分の治療に積極的に関与する「患者力」を引き出すための新しい看護介入方法やコミュニケーション技法の開発が挙げられます。

研究者からのメッセージ

がんと診断されることは、患者にとって身体的、心理的、そして社会的に大きな試練です。しかし、治療を受ける過程で、患者が自らの力を引き出し、治療に積極的に関わることが、回復や生活の質(QOL)の向上に繋がることが多くの研究で示されています。
私たちの研究では、がん患者がどのように自分の力を引き出し、治療に対して前向きな姿勢を持つことができるのかを探求しています。患者一人ひとりが持つ力を最大限に引き出すために、医療者がどのようにサポートできるか、そしてそのためにどのような支援が最も効果的であるのかを明らかにしたいと考えています。
がん患者がより良い治療体験を得られるように、この研究が少しでも役立ち、患者の力を引き出すための支援方法が広まることを心から願っています。

研究者になるきっかけは?

患者との出会いがきっかけ
看護学に進んだ最初のきっかけは、医療現場での経験からでした。実際に患者さんと向き合い、彼らの症状や生活環境、心理状態を知る中で、「もっと改善できるケアはないか」「より良い支援方法があれば、患者さんはどれだけ楽になるだろう」と思う瞬間が増えていきました。このような思いが、実践的なケアだけではなく、科学的な知識に基づく研究の重要性を認識させ、研究者としての道を歩む決意を固めました。

学生や高校生にひとこと!

「誰かの“ありがとう”が、あなたの原動力に。看護の学びは、未来の自分への最高のプレゼントです!」「“人を助けたい”という気持ちが、未来の医療を動かします。看護の学びは、知識と優しさを備えたプロフェッショナルへの第一歩です。」

大学院で学びたい方にひとこと!

「知識と経験を深めることで、あなたのケアが未来を変えます。学ぶ情熱を大切に、自分自身の可能性を信じて一歩を踏み出してください。」