教授

奥田 隆史

オクダ タカシ

  • 情報科学部
  • 情報科学科

更新日:2025.04.01

待ち行列モデリングと問題解決術

研究キーワード
情報通信システム, 待ち行列モデルと問題解決, 知的生産の技術

研究シーズの内容

私はいわば“待ち行列バスターズ(退治屋)” です。皆さんの周りにはこんなことありませんか。職場の書類の山が減らない、導入した情報システムの反応速度が遅い。家庭ではお子さんの宿題がたまる。近所の店舗では長蛇の列ができている。これらの現象に共通するのはサービスを受けるために生じている待ち行列です。職場では書類、情報パケット、家庭では宿題、店舗では人が待っています。

待ち行列は気合い、根性、残業、勤勉とかのガンバリにより一時的には減らせるかもしれません。でも根本的な解決はできません。私、“待ち行列バスターズ(退治屋)” は、イヤな待ち行列を退治する方法を日夜研究しています。退治方法に使う道具はシミュレーション、AI、IoT、ロボットなどの情報科学技術です。さらに人がそもそも持っている自律性、協調性、学習意欲なども活用します。

研究者からのメッセージ

世界経済は所有型経済から、自律・分散・協調型コモンズで展開される共有型経済へとシフトしつつあります。その結果、モノや労働力は、多くの人で共有しながら必要なときだけ利用/提供するというフロー型のリソースに変わりつつあります。待ち行列バスターズの出番が増えています。講演、相談、共同研究でお役に立てるかと思います。よりお役に立てることは、情熱を持った仲間同士で、楽しく学び合える、遊び心ある研究・勉強会を一緒に開催することです。ご連絡をお待ちしております。