健診データによる若年性糖尿病予備群の要因分析
- 研究キーワード
- 母子保健, 生活習慣病, 感染症対策, 在宅看護, 在留外国人

研究シーズの内容
糖尿病の有病率が高い市の保健師さんたちと共同で、糖尿病予備群、特に若いうちからHbA1c(糖尿病の指標) が高くなる人々、やせているのにHbA1cが高くなる人々の要因の探索をしています。行政の保健師さんだけでは難しい分析を、大学の統計ソフトを使って行ったり、地理的な分布を検討したりすることを通して、効果的な糖尿病予防プログラムの開発を目指しています。
そのほかに、下のような研究もしています。
- タイにおける特別な保健医療ニーズをもつ児の養育者のニーズ
- 体圧計測ウェアを用いた褥瘡予防支援
- 開発途上国の母子保健・母子健康手帳の効果測定
- 在留外国人保健
- 生活習慣病とその要因
研究者からのメッセージ
公衆衛生看護学、在宅看護学、国際看護学を教授しています。保健師や訪問看護師の方々との共同研究や事業評価、看護分野の国際協力、在留外国人などをテーマにした大学院生の研究指導をしています。既存のやり方を踏襲するだけではなく、理想の看護や保健のあり方を目指して、新しい考えや方法を開拓していくような方々との協働を期待します。
研究者になるきっかけは?
国際協力経験を活かして国際看護を教えてみないかと恩師から誘われたのがきっかけで、大学教員になりました。
研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?
保健師さんや訪問看護師さんなど、地域の看護職の方々と一緒に研究しています。その地域の課題を一緒に検討したり、要望に応じて講演をおこなったりしています。
学生や高校生にひとこと!
答えはあるけれどあなたが知らないのならば、学びましょう。答えそのものを皆が探しているのならば、一緒に考え研究しましょう。