准教授

洲脇 武志

スワキ タケシ

  • 日本文化学部
  • 国語国文学科

更新日:2025.06.03

漢文学、中国古典学、中国中世の学術

研究キーワード
唐代, 経学, 儒教, 『論語義疏』, 『漢書』, 『隋書』, 『文選』

研究シーズの内容

〈専門〉
中国南北朝隋唐時代の学術

〈主な研究課題〉
南北朝隋唐時代における学術(主に礼学) の展開とその継承
儒教における服喪儀礼の理論とその実際の運用
『漢書』及び『文選』の注釈の受容(含む日本)

〈主な書籍〉

  • 単著『漢書注釈書』(遊学社、2017年)
  • 共訳『全訳顔氏家訓 』(汲古書院、2018年)
  • 共訳『中国史書入門 現代語訳 隋書』(勉誠出版、2017年)
  • 共訳『朱子語類』訳注 巻八四~巻八十六 』(汲古書院、2015年)

研究者からのメッセージ

先人は漢文で書かれた中国の書籍から多くの知識を学び、それらを取捨選択したりアレンジしたりして自国の文化を発展させてきました。中国の文化を知ることで、より深く日本文化を知ることができるのではないでしょうか。また、先人は漢文で数多くの文章を書いてきました。漢文で書かれた文書や碑文なども積極的に読解し、郷土史などにも貢献したいと考えております。

授業の内容と特長

授業内で読む文献は、哲学・史学のものが多いですが、読解においては幅広い視点を持つように指導しています

研究者になるきっかけは?

「三国志」から中国の歴史に興味をもち、中国古典が学べる大学に進学したことがそもそもの始まりです。母校で歴史だけでなく、文学や思想など幅広く中国古典を学ぶことができたことも大きなきっかけでした。

研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?

他の研究者も含む最新の研究成果を授業に反映するようにしています。また、先人たちは漢文で数多くの文章を書いてきました。漢文で書かれた文書や碑文なども積極的に読解し、郷土史などにも貢献したいと考えています。

学生や高校生にひとこと!

人生において損得を気にせずに自分の好きなことを学ぶという経験は、巡り巡って自分にとても大切なものをもたらしてくれると思います。中国古典学に限らず、何か好きなこと、楽しいことを力一杯学んでください。

大学院で学びたい方にひとこと!

「少くして学べば、則ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず」(佐藤一斎『言志晩録』)。青年も壮年も老年も学びたいと思い立ったら、是非本学大学院においでください。