教授

福沢 将樹

フクザワ マサキ

  • 日本文化学部
  • 国語国文学科

更新日:2025.04.01

談話論的物語論的品詞分類

研究キーワード
文学, 各国文学・文学論, 日本語学, 物語論, 文法

研究シーズの内容

学校の国語の時間に習った品詞分類は、抜本的な見直しが求められています。特に「ねえ、ちょっと」のような呼びかけや、「んー」のようなあまり意味のなさそうな、言葉のような言葉でないような存在については未開拓の領域です。

同じ「ちょっと」という言葉であっても、用法によってさまざまな品詞へと転成します。

話し手・聞き手・傍観者たちの間で談話が繰り広げられる中で、談話の開始・継続・終了といった側面から品詞を見直してみましょう。また日常会話も「物語」を語っているという側面を持つことから、文学論的な視点も合わせて考えてみましょう。

研究者からのメッセージ

学校で習ったことは、そのままにしておいては勿体ないです。卒業後も一生かけて【個人的に】アップデートし続け、【自分だけの】ものを創り上げていくのがよいと思います。ことに日常の言葉というものは、素人でも深い考えができそうに思えないでしょうか。私の研究が何かのヒントになればと思います。