教授

西野 真由

ニシノ マユ

  • 外国語学部
  • 中国学科

更新日:2025.04.01

アジアにおける農産物貿易と日本の食

研究キーワード
農産物貿易, 日系食品産業, 販売戦略, 中国, 香港, 台湾

研究シーズの内容

近年、日本の「食」は世界各地で注目を集め、海外での和食人気が拡大しています。日本の農林水産物・食品の輸出は伸び、海外における日本食レストランの数は大幅に増加しており、なかでもアジアはその中心地といえ、日本の食文化は、健康、安心・安全をキーワードに広がりを見せています。そうした状況のなか、日系の食品産業(ここで食品産業とは、農業企業、食品加工企業、外食産業、食品小売業等をさす)はどのような戦略のもと海外進出を行っているか研究を行っています。

【書籍出版・学術論文】

  • 「アジアの「和食」と日系外食チェーンの展開」鈴木隆・西野真由編『現代アジア学入門』芦書房、2017 年4 月
  • 「外食企業のグローバル化と海外進出戦略」『日系食品産業における中国内販戦略の転換』日本農業市場学会研究叢書筑波書房、2015 年4 月

研究者からのメッセージ

主にアジアにおける農産物貿易、外食企業、食品加工業、農業企業のアジア地域への進出について調査・研究を行っています。日本の食品産業の海外進出は、1990年代以降中国を中心に大きく進展しましたが、2000年代以降は、中国におけるコスト上昇等の要因により、日本への原材料供給基地としての役割は低下し、消費者の購買力の向上にともない市場としての存在感を増しています。企業は新たな販売戦略の構築を求められています。