准教授

ベアトリス・プリエト ・ムニョス

ベアトリス・プリエト ・ムニョス

  • 外国語学部
  • ヨーロッパ学科 スペイン語・ポルトガル語圏専攻

更新日:2025.05.22

外国語としてのスペイン語教育におけるアクティブな教育法

研究キーワード
外国語としてのスペイン語教育, アクティブな教育法, ゲーミフィケーション, 協同学習

研究シーズの内容

専門は外国語としてのスペイン語教育で、主にactive methodologies(アクティブな教育法)です。最近研究しているのはGamification(ゲーミフィケーション)です。ゲーミフィケーションというのはゲームの要素(物語、進行、ミッション、協力など)を通常は遊び心のないコンテキストに応用することです。特に協同学習(cooperative learning)に焦点をあてて研究しています。その理由は、非常に競争が激しい現代社会では皆がお互いに学び、助け合う必要があるからです。

研究者からのメッセージ

アクティブな教育法においては必然的に教師の役割も変化します。現在、学生は教室で学ぶだけでなく、教室の外でもインターネットで学ぶなどしています。このように社会が急速に変化し、知識を得る方法が変わってきたのを見て、現在の教師の仕事は、学生が新しい知識を習得しながら自分の知識を共有できる学習体験を設計することであると考えるようになりました。このような授業をすることで学生はより積極的に行動し、より楽しく学ぶことができるようになるでしょう。

授業の内容と特長

会話クラスを教えていますので、常にコミュニケーション中心のクラスです。スピーキングの練習を最大限にするために、学生は常にペアまたはグループで活動します。授業ではできる限りスペイン語のみを使用しますが、全くの初心者向けのクラスでは最初は少し英語も使用します。異なる言語を話すことに慣れるには時間がかかり、最初は難しいかもしれませんが、一度慣れると心地良くなります。

研究者になるきっかけは?

自分の授業を改善し、学習者にとってより有益なクラスにしたかったことがきっかけです。

研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?

私たちはコミュニケーションの問題が存在している多文化社会に暮らしています。複数の言語でコミュニケーションができるようになると、これらの問題を解決するのに役立ちます。さらに、グローバル化した世界では、他の文化を知り、尊重することが重要です。

学生や高校生にひとこと!

スペイン語と豊かなラテンアメリカとスペインの文化を楽しみましょう!

大学院で学びたい方にひとこと!

自分が興味を持ち、社会に貢献できる研究テーマを選ぶことが大切だと思います。将来同僚になれればうれしいです。