感染症流行に対応した遠隔授業

(2021/3/19版)

愛知県立大学で実施する遠隔授業について

本学で想定している遠隔授業には、[1]オンデマンド型授業と[2]ライブ型授業の大きく2種類があります。
学生や社会全体としてのネットワーク環境への負荷を抑制するために、遠隔授業に関わる通信量をできるだけ小さくすることが望まれます。このため、各授業科目について、可能ならばオンデマンド型(できればUNIPAに提示できる程度の大きさの電子ファイルを使用)を採用、それが困難な場合にはライブ型授業で実施、という順序で遠隔授業の方法を選択してくださいますようお願いいたします。
以下、上記2種類の遠隔授業の実施方法について概略を説明いたします。また、遠隔授業実施のために本学が提供できる支援の内容について、現時点の情報をお伝えします。これらを参考に、遠隔授業の方法をご検討くださいますようお願いいたします。

遠隔授業の形態

[1]オンデマンド型の遠隔授業

【概要】
オンデマンド型の遠隔授業において、課題の提示には次のような方法があります(これには限りません)。
  1. 授業資料(解説、課題等を含む)をTeams、UNIPAなどに提示する(あるいはUNIPAにて別の場所の資料を指示する)
    資料としては、ご自身が作成したWord、パワーポイント(口頭説明に相当する内容を「ノート」に記述)などの文書のほか、写真、紙媒体の資料のスキャンデータなどが考えられます。よくある質問や間違いやすい箇所などの情報を盛り込むことも検討してください。授業資料をコンパクトな部分に分けて作成し、各々の末尾に小テストを置くと効果的だとされていますので、併せてご検討ください。
  2. ナレーションつきパワーポイント
    パワーポイントに解説音声を録音して、動画に変換します。長時間の動画を集中力をもって見続けることは困難ですので、例えば、20分以内の動画に分け、その間にクイズや小テストを課すのが効果的であるとされています。
  3. 無観客試合のように、授業を動画撮影して、それを提示する。
    動画を補完する授業資料を追加することも考えられます。動画の提示方法としては、下記のMicrosoft Streamの他、YouTubeなどを利用することもご検討ください。こちらも上と同様に短時間の動画を複数用意する工夫をしてください。

[2]ライブ型の遠隔授業

【概要】
ネット環境のトラブルなど、なんらかの事情により参加できなかった学生が後から見られるよう、録画(録音)しながら授業を行ってください。
授業を行うだけではなく、毎回課題を課してください。
同時双方向の授業とオンデマンド型の授業を併用することもできます。データダイエットへの協力のお願い:遠隔授業を主催される先生方へもご一読ください。

大学からの遠隔授業への支援

遠隔授業実施のために大学として提供できる支援は以下の通りです。
  1. UNIPAの利用(出欠の登録など)
    授業支援システム(UNIVERSAL PASSPORT(UNIPA))のアカウントを発行しております。遠隔授業に限らずUNIPAにて、履修者名簿、出欠管理、成績入力、シラバス登録・修正・照会のほか、掲示登録、アンケート作成・回答に活用ください。なお、UNIPAでは1つのファイルの大きさが6MBに制限されています。また、システムの容量が少ないため、課題管理、授業資料管理はMicrosoft Teamsなどを使用し、UNIPAの機能はなるべく使用しないようお願いします。UNIPAで課題管理、授業資料管理を使用する場合は、2020年度のデータを削除してからにしてください。
  2. Microsoft Office365(Office365)のアカウントの発行
    本学で利用しているMicrosoft Office365のアカウントを発行しています。
    1. Microsoft Teamsの利用(ライブ型授業の実施、資料・課題の提示)
      ライブ型授業の実施だけではなく、オンデマンド型授業においても課題管理など、6MB以上のファイルも提示ができます。
    2. Microsoft Streamの利用(動画配信)
      ただし、動画の撮影に対するサポートはできません。

上記は、本学が提供可能な支援を示しており、それ以外の方法を使って遠隔授業を行うことを制限するものではありません。教授者の判断により、Zoomなどの他のオンライン会議システムやGoogle drive、YouTube など、ご自身の使い慣れた手法をご活用ください。ただし、本学が提供するシステム以外の利用に関する技術的・資金的なサポートはできませんのでご理解をお願いいたします。

いずれの場合も、著作権やセキュリティに十分に注意してください。

(例1)
学外の誰でもがアクセスできるような提示のしかたは避けてください。例えば、YouTubeで動画を配信する場合、限定公開に設定の上、動画のURLはUNIPAなどで受講生のみが利用できるようにする。また、URLを受講生以外には教えないことを徹底する。
(例2)
Zoomを利用してライブ型の授業を行う場合、セキュリティには十分に注意する。例えば、URL(または会議IDとパスワード)が受講生以外に流出しないよう徹底するほか、ファイル共有、画面共有に制限をかける方法を理解し、適切に適用してください。

その他の注意点