准教授

四ツ谷 亮子

ヨツヤ リョウコ

  • 外国語学部
  • ヨーロッパ学科 ドイツ語圏専攻

更新日:2025.04.01

地域活性化のプラン策定におけるパフォーミングアーツの可能性/日独における劇作品の翻訳と俳優の身体の変遷

研究キーワード
ドイツ語圏演劇, 舞台芸術, パフォーマンス, 地域文化政策, ドイツ文学

研究シーズの内容

元々は、ドイツ語で書かれた現代の「テクスト(≒戯曲)」の研究・翻訳をしていましたが、演出家・俳優によって異なる上演、原著が異なる文化的な背景をもつ他の言語に翻訳されることで生まれる新たな解釈に触れていくうちに、上演をより多層的に捉える必要性を感じるようになりました。最近では、日本のテクストがグローバルな演劇祭で上演されるときに表れる、ある国や地域に固有な文化政策(の問題)にも着目しています。

研究者からのメッセージ

演劇や劇場は、生活に直接関係ないものと捉えられがちですが、私たちは常に「演劇的な出来事」が起こる瞬間の連続に立ち会っています。日常生活を一歩引いて眺め観察することで、「いま・ここ」を楽しんでみましょう。

専門分野

ドイツ現代演劇

授業の内容と特長

歴史・文化史的な芸術作品や現象を扱う講義では、現代にも同様の性質をもった事例がないか、想像力を駆使して考えてもらいます。

研究者になるきっかけは?

学部生時代にベルリンで、オペラやオーケストラのライブ演奏に触れたこと/1990年代の国内外の劇作家と作品を学術的に言語化したいと考えたこと。

研究内容を大学での教育や、地域・社会にどのように還元していますか?

演劇教育のワークショップを取り入れた、教養教育科目「県大エッセンシャル」のコーディネーター

学生や高校生にひとこと!

受験とは関係なく、長い書物や難解な事物などと向き合う時間を自分のために確保できるのが大学です。食わず嫌いしないで、未知のものに手を伸ばしてみてください。

大学院で学びたい方にひとこと!

学部でやり残したことのある方は、ぜひ完全燃焼を。