日本近現代史、地方史研究、市町村合併史
- 研究キーワード
- 日本史, 日本近現代史, 地方史研究

研究シーズの内容
市町村合併を中心に日本の地方行政区画・自治体の再編成の歴史について研究しています。市町村合併の中で住民の対応に特に興味があります。市町村首脳部と住民の関係、地元政治家の動向、合併をめぐる賛否の背景と展開などについて調べています。
住民の合併賛否では、経済的な利害関係だけで十分に説明できない事例があります。そこで「住民帰属意識」(ローカル・アイデンティティ等)を手掛かりに住民の合併への対応を分析しています。
【主な研究業績】
単著『「昭和の大合併」と住民帰属意識』(九州大学出版会、2020年)
研究者からのメッセージ
住民帰属意識と言えば、地名が重要な要素の1つです。地名をめぐって自分の研究では福岡県筑紫郡太宰府町(現・太宰府市)と奈良県天理市の事例を取り扱いました。今年の4月に愛知に来たばかりです。地名に関して愛知・東海地方での新しい出会いをお楽しみにしています。