准教授

岸本 聖子

キシモト セイコ

  • 外国語学部
  • ヨーロッパ学科 フランス語圏専攻

更新日:2025.04.01

現代フランス語におけるモダリティ表現

研究キーワード
フランス語学, 認知言語学, 意味論, 語用論

研究シーズの内容

  1. 現代フランス語におけるモダリティ表現について : 本来モダリティを表すいくつかのフランス語表現が事実を表すときにも使用されることに着目し、そのメカニズムと意味効果を認知語用論の観点を取り入れながら明らかにする。 意味論と語用論のインターフェイス。
  2. 公共掲示物に現れる行為促進型文の特性分析、言語間比較(日本語・中国語・フランス語) : 言語景観的な背景から収集した公的掲示物を中心に特定の表現を選定し、それぞれの言語の行為促進型文にどのような社会的文化的特徴が反映されているかを考察。

【主な著作】
『モダリティ表現にまつわる事実性の意味論』(2018)、 弘学社
「法助動詞devoir とpouvoir の陳述に関わる意味効果 : 語用論的観点からの分析」(2015)、 フランス語学研究第49 号、 pp. 43-64

研究者からのメッセージ

言語について、私たちが持っている認知能力との関わりから観察していくことで、私たちが世界をどのように捉えているのか、またそれをどのように表現しているのかを明らかにすることができます。特に一見大きく異なる言語間においてその違いがどのように現れるのかを考察することは、言語の普遍性と個別言語の相違を審らかにすることに繋がり、今後さらに深化させたいテーマです。