科目区分専門教育科目(情報)対象学年(以上)1年
科目名称コンピュータリテラシ 新カリ単位数2.00単位
講義題目コンピュータ操作の基礎曜日・時限水曜1限、水曜2限
担当教員入部 百合絵、太田 淳、伊藤 正英開講時期2021年度前期
到達目標Linuxワークステーションの操作を通し、コンピュータやインターネットの仕組み・原理を理解した上で、課題解決のために必要な情報の収集・伝達・活用のためのコンピュータやネットワークの利用技術・作法を身につけ、実践できる。Linuxの世界や文化を理解し、説明できる。
授業概要毎回の講義において、前半は講義、後半は演習を行う。ワークステーション利用の準備を行った後、Linuxワークステーションの基本的な操作方法を習得する。Web、電子メールなどインターネットの活用について学ぶ。さらに pLaTeX2eを用いた理科系の文書作成技術を習得する。また、関連する講義・演習内容を通して、適宜、情報倫理や著作権について解説する。

大学内情報システムの管理者、大学部局外部公開Webサイト管理者の経験をもつ教授者が、Linuxの基礎、Webサイトの作成、文書の作成などの実践的な実習を行う。
授業計画第1回 コンピュータ環境の紹介、Linux、Xウィンドウシステムと基本アプリケーション(電子メール、Webブラウザ)、遠隔授業のためのツール(Teams、VPN接続)、情報倫理【太田、伊藤、入部】
第2回 ファイル操作(1) 基礎(エディタ、ファイルの作成、コピー、移動、削除)【入部】
第3回 ファイル操作(2) 応用(ディレクトリ操作、ファイルの種類、パーミッション)【入部】
第4回 パイプ、リダイレクション【入部】
第5回 Virtual Boxを用いたOSのインストール【伊藤】
第6回 シェル・プロセス、簡単なシェルプログラミング【入部】
第7回 シェルプログラミング応用【入部】
第8回 LaTeXを用いた文書作成1(基本的な利用方法 コンパイル、プレビュー、印刷、PDFへの変換)【伊藤】
第9回 LaTeXを用いた文書作成2(数式、相互参照など)【伊藤】
第10回 LaTeXを用いた文書作成3(図表 gnuplot, inkspace, gimp)【伊藤】
第11回 LaTeXの活用 latexmkの活用、Beamerによるプレゼンテーション【伊藤】
第12回 Webページの作成(1) HTML、Webページの公開【太田】
第13回 Webページの作成(2) CSS, JavaScript【太田】
第14回 アプリケーションプログラムの活用(1) MATLAB【太田】
第15回 アプリケーションプログラムの活用(2) Mathematica【太田】
定期試験
授業外学習配布資料や利用の手引きに事前に目を通して予習しておくこと。
前回までの授業内容は習得できているものとして進めていくので、授業内容や演習内容について復習すること。
履修上の注意関連科目: 情報科学に関する全ての科目に関連する。
受講要件: 特に指定しない。
成績評価の方法評価基準:Linuxワークステーションの操作、ネットワーク利用、文書作成のための基本技術を習得しており、それらを実現している情報処理の基本的な仕組みを理解していること。
評価方法:期末試験(30%)、演習課題(40%)、授業への積極性・授業態度(30%)
教科書愛知県立大学情報科学部「専門教育用計算機システム利用の手引き」
参考書1) 三宅英明、大角祐介「新しいLinuxの教科書」、SBクリエイティブ、2015 (ISBN978-4-7973-8094-1)
2) 奥村晴彦、黒木裕介「改訂第8版LaTeX2e美文書作成入門」, 技術評論社, 2020 (ISBN978-4-297-11712-2)
3) 水谷正大「LaTeX超入門」、講談社、2020 (ISBN978-4-06-520496-2)

(入門的な参考書)
4) 沓名亮典「Linuxステップアップラーニング」、技術評論社、2017 (ISBN978-4-7741-8847-8)
(より深く学びたい方へ)
5) 大竹龍史、山本道子「本気で学ぶLinux実践入門」、SBクリエイティブ、2019 (ISBN978-4-7973-9764-2)
6) 山森丈範「シェルスクリプト基本リファレンス」、技術評論社、2017 (ISBN978-4-7741-8694-8)
7) 吉永徹美「LaTeX2e辞典 増補改訂版」、翔泳社、2018 (ISBN978-4-7981-5707-8)