科目区分 | 専門教育科目(看護) | 対象学年(以上) | 3年 |
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科目名称 | フィジカルアセスメント | 単位数 | 1.00単位 |
講義題目 | フィジカルアセスメント | 曜日・時限 | 金曜4限、金曜5限 |
担当教員 | 広瀬 会里、深田 順子、尾沼 奈緒美、渡邉 直美、石光 芙美子、吉田 彩、近藤 三由希、青島 京子 | 開講時期 | 2021年度前期 |
到達目標 | ヘルスアセスメントに必要なフィジカルアセスメントの基本技術を身につけ、学生同士(またはシミュレーター)で、指導を受けながら実施できる。また事例を用い、フィジカルアセスメントをふまえた看護ケアを考えることができる。 | ||
授業概要 | 看護師として臨床経験のある教員が、既習のヘルスアセスメントの学習をふまえて、成人に対する看護過程の展開に必要なフィジカルアセスメントの基本技術について講義・演習を行う。 講義による知識の整理をもとに、患者・看護師の役割を交代して演習を行う。演習は、少人数教育体制で行う。さらにフィジカルアセスメントの結果をケアにつなぐ思考能力を育成するために、事例を用いて演習する。 | ||
授業計画 | 授業計画 第1回 フィジカルアセスメントの意義/目的(広瀬) (教科書1,5) 第2回 乳房・頚部(頭頚部リンパ節・甲状腺)のフィジカルアセスメント(尾沼,他) (教科書1) 第3回 腋窩のフィジカルアセスメント、胸部の構造(心臓・肺の線画)(尾沼,他) (教科書1) 第4回 意識レベル・胸部(呼吸器系)のフィジカルアセスメント(石光,他) (教科書1,3) 第5回 胸部(呼吸器系)のフィジカルアセスメント(石光,他) (教科書1,3) 第6回 腹部のフィジカルアセスメント(石光,他) (教科書1) 第7回 心臓・血管のフィジカルアセスメント(広瀬,他)(教科書1,4) 第8回 眼のフィジカルアセスメント(広瀬,他) (教科書1,2) 第9回 耳・鼻のフィジカルアセスメント(広瀬,他) (教科書1,2) 第10回 反射・感覚・小脳機能のフィジカルアセスメント(尾沼,他) (教科書1,2) 第11回 顔・口腔・咽頭のフィジカルアセスメント(深田,他) (教科書1) 弟12-14回 身体診査結果を導入した事例に対するアセスメント・計画立案(全教員) (教科書1,2,5,6,7) 第15回 まとめ(全教員) ( )内は主担当の教員 | ||
授業外学習 | 【予習】 第2~11回までは授業計画の各回に関連する教科書の頁を読み、身体の機能・構造について既習の人体生理学、人体解剖学、人体組織学を復習しておく。また教科書および記録用紙を確認の上、診査の手技についてはイメージトレーニングを行って演習に臨む。 第12~14回は事前学習課題に取り組んだうえで演習に臨む。 【復習】 第11回までは各診査に必要な知識を整理し、診査結果の記述およびアセスメントをレポートにまとめる。第12~14回は演習で学んだ内容について所定の記録用紙を用いて整理する。 | ||
履修上の注意 | 原則として2つのクラスにわけて講義室・実習室・演習室等で行うため、実施場所に注意する。教員による講義とデモンストレーションの後、学生同士で患者・看護師役を交代し基本的な技術の演習を行う。 筆記・実技試験を受けるには、試験範囲である授業内容の2/3以上の出席(遅刻・早退も含む)が必要である。 受講にあたり聴診器(ベル型と膜型)、ペンライト、未滅菌手袋、スケール付き瞳孔計を持参する。 | ||
成績評価の方法 | 実技試験(50%)、筆記試験(40%)、第12~14回の課題(10%)及び演習参加度をふまえて総合的に評価する。 | ||
教科書 | 1.実践するヘルスアセスメント身体の構造と機能からアセスメントを導く、鎌倉やよい、学研メディカル秀潤社 2.絵でみる脳と神経第4版、馬場元毅、医学書院 3.ナースのためのWeb音源による呼吸音聴診トレーニング、米丸亮、櫻井利江編、南江堂 4.CDによる聴診トレーニング心音編改定第2版、沢山俊民、南江堂 5.NANDA-I看護診断定義と分類2021-2023、医学書院 ※出版予定の書籍です。出版後、使用します。 6.周術期の臨床判断を磨く 手術侵襲と生体反応から導く看護、鎌倉やよい、深田順子、医学書院 | ||
参考書 | 講義中に紹介する |