科目区分専門教育科目(教育福祉学部)対象学年(以上)2年
科目名称ソーシャルワーク演習Ⅱ単位数2.00単位
講義題目個別援助技術の習得曜日・時限月曜5限
担当教員大賀 有記開講時期2021年度前期
到達目標社会福祉士に求められる相談援助にかかる専門的な知識と技術のうち、とくにミクロレベルの援助に焦点を当て、①基本的なソーシャルワーク面接、②アセスメント、③プランニング、ができる。 学修内容を応用して、支援計画の妥当性について評価することができる。
授業概要具体的な事例を用いてグループ・ディスカッション、ロールプレイ等を行うことによって、相談援助の開始から終結までの援助過程における専門的な知識と技術を習得する。本演習ではとくに個別援助技術に焦点を当てる。
【実務経験のある教員による授業科目】この授業は、社会福祉・保健医療現場でのソーシャルワーク実践経験をもつ教員が担当する。実践的な演習内容で構成される。
授業計画第1回 ガイダンス:ソーシャルワーク演習Ⅰで習得した知識と技術の確認、ソーシャルワーク援助の展開過程と循環構造
第2回 個別援助技術の確認、インテークの解説 
第3回 ケース発見とインテーク(ロールプレイとディスカッション)
第4回 アセスメントとプランニング(バイオ・サイコ・ソーシャルモデルの枠組み―解説と事例)
第5回 アセスメントとプランニング(バイオ・サイコ・ソーシャルモデルの枠組み―ロールプレイとディスカッション前半)
第6回 アセスメントとプランニング(バイオ・サイコ・ソーシャルモデルの枠組み―ロールプレイとディスカッション後半)
第7回 アセスメントとプランニング(ジェネラリスト・ソーシャールワークの枠組み―解説と事例)
第8回 アセスメントとプランニング(ジェネラリスト・ソーシャールワークの枠組み―ロールプレイとディスカッション前半)
第9回  アセスメントとプランニング(ジェネラリスト・ソーシャールワークの枠組み―ロールプレイとディスカッション後半)
第10回 支援の実施・展開(個別アプローチ、アウトリーチ、チームアプローチ、ネットワーキング、コーディネーション、ネゴシエーション、ファシリテーション、プレゼンテーション、ソーシャルアクションなどを含む)前半
第11回 支援の実施・展開(個別アプローチ、アウトリーチ、チームアプローチ、ネットワーキング、コーディネーション、ネゴシエーション、ファシリテーション、プレゼンテーション、ソーシャルアクションなどを含む)後半 
第12回 モニタリングとエバリュエーション
第13回 終結とアフターケア
第14回 一連の援助過程における個人や家族等への面接技術の活用(構造化された面接、生活場面面接)
第15回 まとめ

*上記演習は、高齢者や児童、障害者等の生活課題にまつわる事例等とともに、社会的排除、虐待、家庭内暴力、低所得者、ホームレス、危機状態・接近困難・多問題・権利擁護活動事例等も用いて行う。
授業外学習授業中に指示された課題に取り組むこと。
履修上の注意履修にあたっては以下の点に留意すること。
①ソーシャルワーク演習Ⅰを履修済であること。
②掲示されたクラスに登録すること。
③具体的な援助技術習得のため、積極的に参画すること。 
成績評価の方法授業への取り組み(70%)、課題(30%)で評価する。
教科書適宜紹介する。
参考書適宜紹介する。