介護等体験

介護等体験とは?

教員を目指す皆さんが、障害児者や高齢者等への理解を深めるために行う体験です。
小学校、及び中学校の教員免許状を取得するためには、必ず介護等体験を行う必要があります。
介護等体験は合計7日間の体験で、社会福祉施設に5日間、特別支援学校に2日間行きます。

体験先では、施設の職員の方や学校の先生方の補助を行います。高齢者支援施設や障害者福祉施設などの社会福祉施設の場合、高齢者や障害者の介護・介助の補助を行ったり、レクリエーションを企画してもらうこともあります。児童養護施設や母子生活支援施設では、入所している子どもたちと勉強をしたり、食事をとったり、より生活に密着した体験になります。また、特別支援学校では、授業や行事を見学・参加したり、援助が必要な児童・生徒と触れ合うことが主な体験内容です。
それぞれの体験先は、通常皆さんがほとんど行く機会がない施設や学校です。
期間が短いため、職員の方や教員の方と全く同じことを行うことはできませんが、補助する中で日常ではできないことが体験でき、新たな気づきや教員になってから生かせる経験ができます。
より深い学びを得るためには、体験に行く前に事前下調べをしっかり行い、予備知識を付けてから臨みましょう。
事前の準備が入念なほど体験中のより深い学びにつながり、充実した体験期間を過ごすことができるでしょう。

介護等体験の流れ

体験を行なう前に2回のガイダンス出席と書類の提出、体験費(社会福祉施設のみ)の振込を行う必要があります。
また、体験先によっては事前オリエンテーションを行う場合があります。

注意事項

保険…賠償責任保険に加入してください。生協もしくは、学生支援課の窓口で加入することができます。
健康診断…体験先に提出する場合がありますので、体験年度4月に行われる健康診断を必ず受診してくだい。
細菌検査…提出が求められる場合には、各自検査して提出してください。
証明書…施設及び学校から発行された証明書は、免許状申請の時期まで各自大切に保管してください。

介護等体験が免除される場合

以下のいずれかに該当する場合、介護等体験が免除されます。
保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療養士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、義肢装具士、小学校教諭、中学校教諭、特別支援学校教諭、これらの免許を受けている者

介護等体験を終えた学生の声(感想文からの抜粋)

社会福祉施設

5日間の体験を通して、職員の方の仕事への姿勢は大変勉強になった。ある職員の方は「一人ひとり異なるニーズを満たしてあげることが私たちの仕事だ。」と教えてくれた。その言葉通り、一人ひとり飲むものが違う水分補給、食事の際の言葉がけ等、個人に合わせて変えていた。「老人」と「児童」という違いはあっても、社会的な支援が必要な存在であることには変わりない。「教育」と「福祉」の密接な関係を垣間見ることができた貴重な体験であった。
(高齢者介護施設)

今回の体験でまったく予想していなかった収穫があった。それは、一緒に体験に行った学生との関わりから学ぶことだ。児童への接し方がそれぞれ異なり、自分にはできない関わり方を知って、そこから自分の持ち味や不足しているところにも気が付くことができた。
(母子生活支援施設)

特別支援学校

初めて障害を持つ子どもたちと接したため、最初はとても緊張してどうすればよいかわからなかった。教室に入ると髪の毛を引っ張られたり、たたかれることもあったが、先生に「新しい人だから安心できなくてそうする」と伺い、優しく「痛いからやめようね」と声をかけ、最終的には打ち解けることができた。「障害は自分がコンタクトなしでは外に出られないことと同じ」と教えていただき、障害者としてではなく、一人の人間として関わることの大切さを学んだ。
(特別支援学校)

児童がある行動をできないからと言って、すぐさま児童をサポートするのではなく、「見守る」ということで児童の力を引き出そうと待つことが重要だということを知った。また、言葉によるコミュニケーションが難しい場合には、様々な方法を駆使して意思疎通するための努力をするべきだと感じた。拙い言葉や態度でも相互に気持ちが通じ合ったときの喜びが、教育現場でのやりがいとなり、豊かな人間関係につながる。教師になったときにこの経験を生かしていきたい。
(特別支援学校)